今日も快晴!?2017年1月

テーマ:今日も快晴!? 【若坊守】
syukoji_09090905.jpg

先日、弁護士の間宮静香さんの「大人の都合と子どもの人権~小さくても一人の人間だから~」という講演会に参加しました。
間宮さんは、春に子どもの通う高橋中学校にいじめについての講演に来られていて、その時のお話もとても印象に残るものでした。
弁護士として実際に担当された子どもさんの例を交えながらの講演は、事実に裏付けされたとても説得力のあるものでした。
「うん、うん」と頷くことばかりでしたが、記憶に残っている部分を少しまとめておくと、、
「傷害事件を起こして捕まる子どもは、ほぼ殴られて育っている。」
「子どもは、自分が幸せでないと『寂しい。おれを見てくれ』と非行をする」
「子どもは、自分が大切な存在だと分かれば、自分で問題を打破できる力がある。
自分は受け入れられているという実感が重要。
だから、子どもの気持ちを優先する、
子どもに自分のことを決めてもらう、大人は子どもの力を信じてサポートする。」
「愛された実感のある子は、時間が掛かっても戻ってこられる。けれど、一度も愛された実感のない子は時間が掛かる。ネグレクト(育児放棄)を受けた子どもは、人間関係の構築が難しい。」
「見守ることの大切さ・・・傷が深ければ深いほど回復には
時間が掛かる。子どもが10年後に幸せならそれで良し。大人が焦らない。」
中でも、「大人にとっての『子どものため』から、子ども中心の視点に戻すこと」という部分は、タイトルにもある「大人の都合」とも重なる内容で、本当に親として気をつけなくてはいけないと思いました。
例えば(この例は講演の内容ではありませんが)、受験の時期にありがちな「ちゃんと勉強しなさい!高校くらい行かないと!あなたのために言っているのよ」と言う言葉が、実は「中卒の子どもを持つ自分(親)が恥ずかしい」というように、「子どものため」ではなく、「親の都合。親が自分の面子のため」に言っていることがあります。
子どもは、親の本心を的確に見抜いて傷つくのだと思います。
我が家も来年はいよいよ長男が受験の年を迎えますが、「子どもは親の所有物ではない」、「子どもを一人の人間として尊重する」という基本姿勢は崩さずに、「この子が将来、どういう大人(人間)になって欲しいと思うのか」を考えて、子どもと向き合って行きたいなと思いました。
また、「ネグレクト(育児放棄)」と言う言葉は、最近よくニュースでも聞きますが、「愛された記憶の無い子ども」なんて、想像しただけで胸が苦しくなりました。
最低限自分の子どもたちは十分な愛情で満たしてやりたいと思いますが、私たち大人は、今虐待を受けたり、辛い気持ちで毎日を過ごしている子どもたちに一体何が出来るのでしょうか?
間宮さんのお話で、「ある子どもが、道を歩いていてすれ違った人に『おはよう』と声を掛けられて、自殺を思いとどまった」というエピソードがありました。
その他、親や血のつながりは無くても、(この人は信じられる)という人と出会うことで、子どもが立ち直ってゆくきっかけになることもあるそうです。
大人の姿勢が問われているのだと思います。

コメント

トラックバック

この記事のトラックバック URL :
http://blog.machikurublog.jp/syukoji/trackback/62214

アーカイブ

プロフィール

守綱寺

守綱寺

守綱寺は、「槍の半蔵」として有名な
渡辺半蔵守綱の菩提寺として1644年に建立されました。
浄土真宗(親鸞聖人)の教えを伝えるお寺で、
「南無阿弥陀仏」を唱えます。

ホームページ

このブログの読者

読者になる
読者数:2人